1月の企業倒産状況
2022年02月04日 18時25分
民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(1月)和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は3件、負債総額は2億4200万円となりました。このうち1件は新型コロナウイルスの関連倒産です。倒産件数は、過去10年間で2番目に少なくなりました。
地域別では、和歌山市・岩出市・有田市(ありだし)でそれぞれ1件でした。業種別の内訳は建設業、サービス業、製造業で、いずれも販売不振や運転資金の欠乏が原因です。
東京商工リサーチ和歌山支店は今後の見通しについて「まん延防止重点措置の適用による人流の抑制など経済活動の停滞や、石油製品の高騰、各種商品の値上げが景気回復を遅らせる懸念があり、中小零細企業での息切れ倒産や高齢化による諦め倒産などで、増加に転じる可能性は否定できない状況になってきた」と分析しています。