和歌山刑務所の女性刑務官が、上司の女性刑務官を殴り、大けがをさせたとして、きょう（２／３）、傷害の疑いで和歌山東警察署に逮捕されました。

逮捕されたのは、和歌山市加納の国家公務員、宇治川栞菜（うじがわ・かんな）容疑者２５歳で、女性を収監している和歌山刑務所で刑務官を務めています。

警察によりますと、宇治川容疑者は、今年（２０２２年）１月８日の午後７時頃から８時頃の間に、和歌山市内のカラオケボックスで上司の女性刑務官の顔を殴り、鼻の骨を折る大けがをさせた疑いがもたれています。

けがをした女性刑務務官からの被害届を受けた警察が捜査し、きょう、宇治川容疑者を逮捕しました。

調べに対し、宇治川容疑者は、「その通り、間違いありません」と容疑を認めているということです。

当日は、２人とも仕事が休みで、被害を受けた女性刑務官によりますと、２人でカラオケボックスに出かけて歌うなどしていましたが、ささいなことから口論となり、宇治川容疑者が激高したということです。

警察が容疑者を取り調べて捜査を進めています。

刑務官が逮捕されたことについて、和歌山刑務所の浦方亀世（うらかた・きよ）所長は、「職員の逮捕は誠に遺憾。事実関係が確認でき次第、適切に対処する」とコメントしています。