【新型コロナ】仁坂知事「まん延防止・手続き多く一定時間かかる」

2022年01月31日 19時40分

政治福祉・医療

新型コロナウイルスの感染急拡大で、先週(27日)国にまん延防止等重点措置の適用を求める考えを示した和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、現在の状況について「踏み切ったからには早くやりたいが、要請してからいくつか段階を踏まねばならず、一定の時間はかかる」と述べました。

定例記者会見での仁坂知事(1月31日・和歌山県庁)

仁坂知事は、今月(1月)27日、山際大志郎(やまぎわ・たいしろう)コロナ担当大臣にまん延防止等重点措置の和歌山県への適用を求める考えを明らかにし、県内全域の飲食店を対象に営業時間の短縮要請と協力金の支給を行う方針を示しました。

きょう(31日)開かれた定例記者会見で仁坂知事は「現在、国で協議している最中で、その後、県が正式に災害対策本部を開いて、その結論を国の閣僚会議にはかり、重点措置の実施に向かう段取りだが、手続きが多く、一定の時間がかかるようだが、それを飛ばすわけにもいかない」と述べました。

その上で仁坂知事は、県民に対し「オミクロン株にいくら重症者が少ないとはいえ、高齢者や基礎疾患のある感染者が死亡する例もあり、今後増える可能性もある。保健医療行政も手が足りていないが、歯を食いしばって頑張るので、県民にも引き続き、手洗いやうがい、消毒、不要不急の外出自粛などを続けてもらうしかない」と呼びかけました。

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