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大寒の高野山で寒中水行

2022年01月30日 18時42分

社会

世界遺産の霊場・高野山の奥の院「水行場(すいぎょうば)」で、きょう(30日)、高野山真言宗の僧侶らが、凍えるような冷たい水に入り、心身を清める「寒中水行」が行われました。

これは、奈良県川上村(かわかみむら)の寺院・宝寿院(ほうじゅいん)が、60年以上続けている大寒の時期に行う荒修行で、参詣者らが遠巻きに見守りました。

この日は、気温・水温ともに0度で、あたり一帯が雪化粧をする中、宝寿院の女性副住職、辻田真海(つじた・しんかい)さん61歳と、30代から60代の男女あわせて8人が、数珠を手に、白装束、わら草履姿で、水の中に腰まで身を沈め、合掌し、拍子木が鳴り響く中、10分あまりにわたって、目を閉じ、一心不乱に般若心経を唱えました。

水行を終えた辻田副住職は、冷えた体を震わせながら「2年に及ぶコロナが一日も早く収束し、安心した生活に戻れるよう祈りました」と話していました。

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