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センバツ高校野球 和歌山東と市立和歌山の2校出場

2022年01月28日 19時14分

スポーツ社会

第94回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会がきょう(28日)、オンラインで開かれ、和歌山県からは、県立和歌山東高校と和歌山市立和歌山高校が選ばれました。
創部12年の和歌山東は春夏通じて初の甲子園出場です。また市立和歌山は2年連続8回目の出場で、和歌山県勢2校の出場は、2019年の91回大会以来3年ぶりです。

選考委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年に続いてオンラインで開かれ、一般選考29校と21世紀枠3校のあわせて32校の出場校が決まりました。

和歌山県からは、秋の近畿大会準優勝の和歌山東と近畿大会ベストエイトながら県予選で和歌山東を破って優勝した市立和歌山が選ばれました。

和歌山市森小手穂(もりおてぼ)の和歌山東高校では、午後3時半過ぎに市川貴英(いちかわ・たかひで)校長に出場決定を知らせる電話が入り、市川校長がグラウンドで練習中の野球部員らに出場決定を伝えました。

初の甲子園出場を決めた米原寿秀(よねはら・としひで)監督は、「全員で力を合わせ、魂の込めた野球を甲子園でしたいと思います」と抱負を語りました。

また、此上平羅(このうえ・たいら)主将は「目標はベストエイト。甲子園でも魂の野球を全国の人に見てもらえるような力強い野球をやっていきたい」と意気込みを語りました。

また、エースの麻田一誠(あさだ・いっせい)投手は、「打たせてとる自分のピッチングをして、近畿大会の決勝で負けた大阪桐蔭ともう一度試合をしたいと思っています」と話していました。

一方、和歌山市六十谷の市立和歌山高校でも、午後3時半過ぎ栂野作治(とがの・さくじ)校長に出場決定を知らせる電話が入り、栂野校長が練習中の野球部員らに出場が決定を伝えました。

市立和歌山の半田真一(はんだ・しんいち)監督は「選考されるか微妙なラインだったが出られると信じてここまでやってきたのでうれしい。選んでいただいて良かったと思えるように投手を中心に守備力もしっかり準備して本番に臨みたい」と喜びを語りました。

また松村祥吾(まつむら・しょうご)主将も「今年はチーム力で勝つチーム。行動で自分が先頭に立ってやっていきたい。」と出場の喜びと甲子園に向けての意気込みを語りました。

第94回選抜高校野球大会は、3月18日から30日まで兵庫県・西宮市の阪神甲子園球場で開催され、3月4日に組み合わせ抽選が行われます。

和歌山東と市立和歌山の選抜出場決定について仁坂吉伸知事は、「両校の甲子園出場をうれしく思います。去年夏の智辯和歌山の優勝に続き、本県代表校が28年ぶりに紫紺の大優勝旗を持ち帰ってくれることを期待しています」とのメッセージを寄せました。

また、和歌山市の尾花正啓市長も「コロナ禍の中、和歌山市からのダブル出場という明るいニュースを届けていただきうれしく思います。皆さんの力強いプレーが多くの市民に感動と元気を与えてくれることでしょう」とのメッセージを寄せました。

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