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【新型コロナ】県内感染595人、3日連続最多更新

2022年01月28日 19時18分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(1/28)、県内で新型コロナウイルスの新規感染者として過去最多となる595人を確認したと発表しました。過去最多を更新するのは3日連続で、これで、県内で感染確認された人は、死亡した64人を含めて9825人となりました。

過去最多の595人の感染者を発表する野尻技監(2022年1月28日)

きょう感染が確認されたのは、乳児から90歳代までの595人で、きのうの490人を上回り、3日連続で過去最多となりました。

保健所別の内訳は、和歌山市が442人で過去最多となったほか、岩出が41人、橋本が32人、田辺が26人、湯浅が22人、海南が13人、新宮が9人、御坊が5人、県外が5人となっています。

人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が284人ちょうどで、過去最多となったほか、保健所別では、和歌山市が466人ちょうどとなるなど、湯浅と御坊の保健所管内をのぞいて過去最多を更新しました。

きょう現在、入院している人は477人で、このうち重症者は、人工呼吸器による治療を受けている重篤な1人を含めて13人となっています。

また、県内にあるコロナ用病床の使用率は入院基準を厳しくしたことで、やや下がって75・2%となっている一方、ホテルや自宅で療養している人は、2624人にのぼっています。

一日の感染者数が急増している状況について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「オミクロン株の伝播力の速さに圧倒されている。本来なら、人と人の交わりを絶たないと抑え込めないが、そうすると、社会活動への影響が大きすぎるので、オミクロン株が上気道で増える傾向に着目し、マスクの着用や、食事をするときには間隔を空けるなどの対策で乗り切るしかない。学校や保育園にウイルスが入り込んで、家族へ移り、地域へ広がっている状況で、インフルエンザと同じような流れになっている。特に和歌山市では、どこで感染してもおかしくないので、個人の感染対策を徹底してほしい」とあらためて呼びかけました。

またきょう新たに、県内で3つのクラスターが認定されました。

134例目のクラスターは、橋本市の「市立隅田(すだ)中学校」で、これまでに生徒と教員あわせて13人の感染が確認されています。また、135例目は、これまでに園児ばかり9人の感染が確認された海南市の「市立亀川(かめがわ)幼稚園」、136例目は、和歌山市の幼保連携型認定こども園「広瀬幼保(ようほ)園」で、これまでに園児と職員あわせて10人の感染が確認されています。

また、すでに認定されているクラスターの人数も増えていて、和歌山市の介護老人保健施設「サニーホーム」では、新たに8人増えて61人となり、3日連続で県内のクラスターの過去最大を更新するなど、あわせて13の施設でクラスターの人数が増加しました。

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