パンダ飼育が縁・和歌山県と中国四川省が友好提携

2022年01月27日 11時37分

政治

和歌山県と中国の四川省(しせんしょう)が、きのう(26日)友好提携を結びました。

友好提携議定書の調印式(1月26日・和歌山県庁正庁※和歌山県提供)

今回の友好提携は、白浜町(しらはまちょう)のアドベンチャーワールドが、四川省の成都(せいと)ジャイアントパンダ繁殖研究基地と1994年からパンダの繁殖をめぐる交流を続けていることがきっかけとなり、2019年10月に仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が中国を訪れた際、当時の尹力(いん・りき)省長から申し出があったものです。

県によりますと、2008年5月の四川大地震(しせんおおじしん)で被害に見舞われた四川省と防災や減災の分野で協力するほか、文化や観光の面での交流を推進するということです。

きのうの夕方、県庁で締結式がオンラインで開かれ、仁坂知事と四川省の黄強(こう・きょう)省長が、それぞれ議定書にサインしました。

仁坂知事は「四川大地震の際は、和歌山県選出の二階俊博(にかい・としひろ)衆議院議員が使節を率いてお見舞いした。パンダと防災に加えて友好提携を結ぶことが出来て光栄だ」とあいさつしました。

黄強省長は「新型コロナウイルスの流行が始まったころ、和歌山へ物資を援助した。困ったときに手を差し伸べることで、友情は厚くなる」と語りました。

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