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ENEOS和歌山製油所閉鎖で知事要請「雇用守って」

2022年01月26日 19時41分

社会経済

ENEOS(エネオス)が有田市の和歌山製油所の閉鎖を決めたことを受け、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事はきょう(1/26)、東京都内で大田勝幸(おおた・かつゆき)社長と面会し、雇用の維持を要請したと明らかにしました。

ENEOSは、きのう(1/25)、和歌山製油所の閉鎖を発表し、従業員およそ450人の雇用を維持する一方、協力会社の従業員およそ900人については、閉鎖後2年程度続く予定の、無害化処理などで多くを雇用する考えを示したものの、その先については未定としています。

仁坂知事はきょう午前、太田社長と面会した後、報道陣の取材に応じ、「次の展望を示して断固雇用を守ってほしい」と話しました。

仁坂知事は、きのう発表したコメントで、閉鎖の撤回を求めていましたが、きょうの取材では、「撤回しなくてもよいと言っているわけではないが、そこを強調してもオオカミの遠吠えになってしまうし、私の経験からしても、撤回は無理だろうなという状況判断もあり、強調しなかった」と述べました。

その上で、仁坂知事は、有田市の産業は製油所に依存しているとして、「仕事がなくなれば、地域が滅びる」と危機感を示し、県として、跡地の活用にあたっては、地元雇用を確保するよう強く求めていく考えを示しました。

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