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【新型コロナ】県内感染347人、過去最多更新

2022年01月26日 19時41分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(1/26)、県内で新型コロナウイルスの新規感染者として過去最多となる347人を確認したと発表しました。これで、県内で感染確認された人は、死亡した64人を含めて8740人となりました。

過去最多の感染者を発表する野尻技監(2022年1月26日・県庁記者会見室で)

きょう感染が確認されたのは、乳児から100歳代までの347人で、過去最多だった今月22日の323人を上回り、一日の感染者数としては過去最多となりました。

保健所別の内訳は、和歌山市が227人で過去最多となったほか、岩出が36人、橋本が28人、御坊が24人、海南が9人、湯浅と田辺が8人、新宮が4人、県外が3人となっています。

人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が221・4人で、過去最多となったほか、保健所別では、和歌山市が360・3人、御坊市が147・9人となり、それぞれ過去最多を更新しました。

きょう現在、入院している人は594人で、このうち重症者は2人増えて9人となり、県内にあるコロナ用病床の使用率は93・5%まで上がっています。一方、ホテルや自宅で療養している人も、2000人を超えて2048人にのぼっています。

一日の感染者数が過去最多となったことや医療体制の現状について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「まだ感染の拡大に歯止めがかからない状況。いま困っているのは、抵抗力の弱い人たちへの感染拡大がみられること。重症化する恐れのある人が、迅速に入院できておらず、かなり深刻な状況の一歩手前。高齢の患者の入院は、医療機関への負担が大きくなるので、例えば、介護施設で抗ウイルス剤を投与して療養するなど、ベストではないが、ベターな選択をしているのが現状」と述べました。

また、これまで県内では、全員入院を続けていた保健所管内もありましたが、現状では、県内すべてで自宅療養が始まっているということです。

またきょう新たに、県内で3つのクラスターが認定されました。

128例目のクラスターは、和歌山市の有料老人ホーム「きしゅうの里」でこれまでに職員と入所者あわせて8人の感染が確認されています。また、129例目は、これまでに従業員9人の感染が確認された田辺市の「丸長(まるちょう)水産株式会社」、130例目は、紀の川市の介護事業所「一織庵(いおりあん)デイサービス打田」で、これまでに利用者と職員あわせて9人の感染が確認されています。

また、すでに認定されているクラスターの人数も増えていて、和歌山市の介護老人保健施設「サニーホーム」で10人増えて49人となり、県内で過去最大のクラスターとなるなど、あわせて8つの施設でクラスターの人数が増加しました。

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