有田川町長選・現職中山町長が無投票5選・町議選も無投票

2022年01月25日 19時42分

政治

任期満了に伴う有田川(ありだがわ)町長選挙が、きょう(25日)告示され、無所属の現職・中山正隆(なかやま・まさたか)氏77歳のほかに立候補者はなく、中山氏の5回目の当選が無投票で決まりました。

当選した中山氏は旧・吉備(きび)町議会議員や町長を経て、2006年2月、合併で誕生した有田川町長選挙で一騎打ちを制して初当選したあと、前々回・2014年と前回2018年、そして今回と、3回連続で無投票当選を決めました。これまでに、旧吉備町・金屋町(かなやちょう)・清水町(しみずちょう)の合併協議会会長や、和歌山県町村会会長などを歴任しています。

中山氏は5期目の意気込みについて「新型コロナウイルス予防対策として、7月までに町民への3回目のワクチン接種を終えたいし、町民1人あたり1万円のクーポン券配布をはやく始めたい。また、農林業者の高齢化による後継者不足が深刻で、10年後にはぶどう山椒農家が消滅してしまう。外部から来る人のための宿泊施設が無いので、廃校となった小学校を活用した宿泊施設の建設を新年度(2022年度)から行いたい」と語りました。

またきょうは、任期満了に伴う有田川町議会議員選挙も告示され、定数16より1人少ない、現職と新人あわせて15人が立候補し、全員、無投票での当選が決まりました。党派別の内訳は、共産党が2人のほかはすべて無所属です。

有田川町のきのう(24日)現在の選挙人名簿登録者数は2万1842人です。

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