【新型コロナ】仁坂知事「現時点でまん延防止は考えてない」

2022年01月24日 16時02分

政治福祉・医療

新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、まん延防止等重点措置の適用を政府に求める都道府県が増えていることについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「いまの時点では、国への要請は考えていない。しかし、県外から県内の飲食店に大勢人が来るような事態になったら、国への要請も検討しなければならない」と述べました。

和歌山県内の新型コロナウイルスの新規感染者は、おととい(22日)ときのう(23日)の2日連続で300人を超えていて、きのうは、オミクロン株への感染が疑われる和歌山市の30代と80代の男性2人が死亡しています。

仁坂知事は、きょう(24日)開かれた定例記者会見で、まん延防止等重点措置について「県内の夜の飲食店にはあまり人が来ておらず、まん延防止重点措置による人流抑制に効果があるかはわからない」と疑問を呈し、いまのところ、政府に適用を申請する考えは無いとしましたが、県外から和歌山に大勢人が押し寄せる事態になれば、国への要請の検討も視野に入れることも併せて示しました。

その上で仁坂知事は「オミクロン株は大変だが、我々保健医療行政が続けてきた積極的疫学調査を止めてしまったら、それこそ欧米諸国と一緒になってしまうので、力を振り絞って頑張るしかないし、県民にも不要不急の外出自粛や、無料の検査、症状が出たら速やかにクリニックを受診することなどを、引き続きお願いする」と述べました。

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