高齢者宅を訪問 ふれあい「配食」サービス
2022年01月22日 18時31分
新型コロナウイルスの影響で中止が続く、高齢者向け食事会の代わりとして、一人暮らしの高齢者に和歌山産の食材が入った弁当を届け、支援を必要としている人がいないか声を掛け、見守る活動にしようという「ふれあい配食(はいしょく)サービス」が、このほど和歌山市で行われました。
これは、和歌山市の三田(さんた)地区社会福祉協議会が、和歌山市社会福祉協議会の提案をきっかけに行ったもので、和歌山産の食材が入った弁当は、食品の加工や飲食事業を行う、和歌山市の株式会社フーズファイルが製造しました。
この日は、事前に申し込みがあった115人の高齢者宅に、自治会役員が出向き、和歌山産のコメを使った「鰻ひつまぶし風ごはん」や、「和歌山産 太刀魚の天ぷら」などが入った「三田(さんた)特製弁当」を届けました。
受け取った人は、「ありがとうございます」「これから食べるのが楽しみ」「毎日ひとりなので、人と関われることがあって、うれしい」など、自治会役員と話をしながら受け取っていました。
三田(さんた)地区社会福祉協議会の阿波保(あわ・たもつ)会長は、「地域の人と会うのが楽しいのですが、新型コロナウイルスの蔓延も心配です。顔を合わせての食事会は1年半以上できていないので、安心して集まることができるようになれば、また食事会もしたいです」と、交流の継続に意欲を見せていました。