警察署長会議、ウェブ会議システムで初開催

2022年01月21日 18時25分

社会

和歌山県警察本部の幹部や県内14の警察署長らが今後の課題や取り組みを話し合う県下警察署長会議が、きょう(1/21)、初めてウェブ会議システムを使って開かれ、出席者が、モニター越しにやり取りしました。

web会議システムで開かれた警察署長会議(県公安委員長室で)

この会議は、県警本部の各部長や所属長のほか、県内14の警察署長が出席し、互いの取り組みを報告するものですが、新型コロナウイルスの感染拡大で、これまで和歌山西警察署に一堂に会していた会議には、おととしから、電話の同時通話機能を使った方式も取り入れられ、今回、さらにウェブ会議システムを使って初めて開催され、およそ60人が、それぞれの所属先からオンラインで出席しました。

県警本部の公安委員会室では、竹田純久(たけだ・よしひさ)公安委員長と遠藤剛(えんどう・つよし)県警本部長が並んで座り、モニターの前で挨拶や訓示を行いました。

挨拶の中で、竹田公安委員長は「去年も新型コロナウイルスの感染拡大で、さまざまな制約がある中、刑法犯認知件数と交通事故発生件数の20年連続減少を達成した」と述べ、県警察をねぎらった上で、「去年も、盗撮や飲酒運転で警察官が逮捕された」と指摘し、再発防止など厳正な規律の保持を求めました。

挨拶する竹田公安委員長

このあと、遠藤本部長が訓示し、「去年、刑法犯認知と交通事故発生の件数を20年連続で減少させることができた一方で、特殊詐欺の被害は増加の傾向にある」として特殊詐欺撲滅に向けた取り組みの推進を強く訴えました。

訓示する遠藤県警本部長

また、遠藤本部長は、「今年(2022年)は、警察署の再編整備があり、成果を挙げるべき重要な年」と述べ、この春から県警本部内に子どもと女性、高齢者を守る取り組みの一環として、「人身安全対策課」を、テロ対策などの危機管理に対応する部署として「警備企画課」をそれぞれ設置することを強調しました。

会議は、このあと、非公開で行われ、それぞれの部署からこれまでの成果や来年度以降の取り組みなどが報告されました。

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