【新型コロナ】県内の一日の感染者数、過去最多275人

2022年01月21日 19時10分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(21日)県内で幼児から80代までの男女275人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。新たなクラスターも3件確認されました。

感染状況を危惧し、県民に注意を呼び掛ける野尻技監(和歌山県庁で 細記者写す)

県内の感染者数としては過去最高です。感染者の累計はなくなった62人を含め7202人です。保健所別の累計は和歌山市が198人、岩出保健所管内が25人、橋本保健所管内が14人、湯浅と田辺保健所管内がそれぞれ13人、御坊保健所管内が7人、海南保健所管内が5人となっています。

このうち既にクラスター感染が確認されている田辺市の少年野球チームの練習に参加していた中学生が通う田辺市立大塔中学校で8人のクラスターとなりました。県は中学生から少年野球のチームに感染が広まったとみています。

湯浅保健所管内で運営されている高齢者のサークルで利用者や職員合わせて5人のクラスターの発生が確認されました。

和歌山市の宇都宮病院ではこれまで感染が確認されている人を含め11人の感染が確認され県はクラスターに認定しました。

このほかクラスターが確認されている施設で新たな感染が確認されたところがあります。

人口10万人当たりの感染者数は、県全体で152.4人、和歌山市では240.3人となっています。

現在入院している患者は533人、入院待機者は920人です。

県保健福祉部の野尻孝子技監は、「衝撃的な状況だ。家族内感染も心配で、症状がある人は診療以外での外出は避けてほしい。」と述べ、感染防止に細心の配慮を呼びかけました。また入院を拒否する感染者がいることから、野尻技監は「症状が急速に悪化するケースもある」と市民に理解を求めました。

クラスターも新たに3件報告された(和歌山県庁で)

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