日本損害保険協会が和歌山県交通安全協会に自転車シミュレーター寄贈
2022年01月21日 19時10分
損害保険会社などで構成する一般社団法人・日本損害保険協会近畿支部は、和歌山県内の自転車事故防止に役立ててもらおうと、きょう(21日)和歌山県交通安全協会に、交通安全教育用・自転車シミュレーター1台を寄贈しました。
日本損害保険協会では、自賠責保険の運用益を交通事故防止に活用していて、2014年度からは、全国の交通安全協会などに自転車シミュレーターを寄贈しています。
寄贈されたシミュレーターには、本物の自転車と同じようなペダルとブレーキ、自転車に乗る人の視線で車道や歩道などがCGで映し出されるモニター画面があり、左折してくる大型トラックの死角に入って巻き込まれる事故や、見通しの悪い交差点での歩行者との衝突など、事故の状況を疑似体験しながら、安全な自転車の運転方法を学ぶことが出来ます。
きょう午前、和歌山市西の交通公園で行われた寄贈式では、和歌山損保会の西村務(にしむら・つとむ)会長から県・交通安全協会の西川敏秋(にしかわ・としあき)専務理事に目録が贈呈され、西川専務理事から西村会長に感謝状が贈られました。
和歌山損保会の西村会長は「高齢者をはじめ自転車事故の多発が問題となっているので、少しでも事故を減らしたい」と話しています。
県・交通安全協会の西川専務理事は「交通公園に来場する子どもから高齢者まで多くの人たちに、交通安全教室などでシミュレーターを体験してもらいたい」と話していました。
今年度(2021年度)日本損害保険協会による自転車シミュレーターの寄贈は、和歌山県が10か所目となります。