熊野速玉大社で節分の縁起物づくりピーク

2022年01月20日 19時32分

歴史・文化社会

2月3日の節分を前に、新宮市の世界遺産・熊野速玉(はやたま)大社では、縁起物の「吉兆(きっちょう)」づくりがピークを迎えています。

吉兆は「良いことの兆し」の意味で、柳の小枝に色とりどりの飾りを付けたものです。

きょうは、2人のみこが「もち花」と呼ばれるピンクや黄色、白などの小さな球の飾りや、紙製の小判、さいころなどを枝に付けて、仕上げました。

作業にあたった、みこの川脇鈴奈(かわわき・れいな)さん25歳は「ことしこそ、新型コロナウイルス禍が収束するよい兆しが見えるようにと、心を込めて作りました」と話していました。

熊野速玉大社では、大小あわせておよそ千本の吉兆を用意していて、吉兆の枝を節分の日に家に飾ると、幸福が訪れるとされています。

吉兆は大が3千円、小が1800円で、郵送での販売も受け付けています。

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