【新型コロナ】県内で122人感染、2件クラスターを確認
2022年01月17日 18時07分
和歌山県はきょう(17日)県内で未就学児から90代までの男女122人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。また看護学校と医療機関の2件のクラスターを確認しました。
県によりますと県内の感染者の累計はなくなった62人を含め6230人です。
きょう(17日)は53人が退院し入院している人は552人で入院待機者やホテルでの療養は272人です。
県によりますと新たにクラスターの感染が確認されたのは和歌山市医師会が運営する看護専門学校で、4人が新たに感染し感染者は6人になりました。学校内での感染とみられていて、実習先の医療機関で患者や職員を検査したところ現在のところ陰性を確認しています。
また和歌山ろうさい病院では入院患者きのう感染が確認された人1人含め5人の感染が確認され県はクラスターと認定しました。入院した患者が外部からウイルスを持ち込み、同じ病室などフロアーで感染が広まったとみています。濃厚接触者や該当する職員の検査を行ったところ陰性を確認しています。
このほか既にクラスターが確認されている相撲の練習試合では有田市立箕島中学校の中学生4人の感染も分かりました。このクラスターによる感染者は22人となりました。県立箕島高校と、市立箕島中学校は今月(1月)13日から休校しています。
和歌山市内の第2ひまわりこども園のクラスターでは、園児1人の感染がわかり、職員と園児合わせて7人のクラスターになりました。
保健所別の感染者数は、和歌山市が67人、岩出保健所管内が11人、湯浅と田辺保健所管内がそれぞれ10人、橋本保健所管内が9人、海南保健所管内が7人、御坊保健所管内が4人、新宮保健所管内が3人、 県外が1人となっています。また人口10万人当たりの感染者は、県全体で89.7人、和歌山市で116.9人、岩出保健所管内で114.4人橋本保健所管内で89.4人、湯浅保健所管内で88.6人、海南保健所管内では、45.5人などとなっていて過去最高を更新しています。
県福祉保健部の野尻孝子技監は、1日の感染者が100人を超えるというのは、「とんでもないことで医療崩壊を起こしかねず、県民の命を守ることが難しい状況だ」と述べ、医療感染者に感染予防対策を徹底するよう呼びかけ、県民に重ねて感染予防と慎重な行動を訴えています。