三菱電機・和歌山市の工場製業務用エアコンに不具合

2022年01月17日 17時03分

社会経済

三菱電機は、きょう(17日)和歌山市手平(てびら)にある三菱電機冷熱システム製作所で製造された業務用エアコンで、フィルターを交換するための自動昇降パネルの一部に不具合が見つかったとして、部品の交換を行うと発表しました。

不具合があったのは、天井に設置するエアコンのフィルターを4本のワイヤーで上げ下げするオプション装置で、2020年9月と2021年8月に、あわせて2台でワイヤーが切れてパネルが宙づりになるケースがありました。

調べたところ、フィルターの付いたパネルとワイヤーとの接着が不十分で、経年劣化によって切れた可能性があると判断し、予防措置として部品の交換を決めたということです。

三菱電機によりますと、2014年から2019年にかけても、あわせて6台でワイヤーがそれぞれ1本切れる不具合が起こり、その都度、対応していましたが、これまでに人身事故や部品の損害などは起きていないということです。

三菱電機では、2013年3月から2014年4月に製造した368台の業務用エアコンを対象に部品の交換を行うとしていて、去年(2021年)7月に検査不正問題を受け設置された調査委員会が、不具合の原因などを調べることにしています。

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