カジノ是非を問う住民投票条例を24日からの臨時市議会で審議

2022年01月17日 18時10分

社会経済

和歌山市議会は、きょう(17日)議会運営委員会を開き、和歌山市に計画されている統合型リゾート施設(IR)誘致の賛否を問う住民投票条例案などを審議する令和4年1月臨時議会を今月24日に開会することを申しあわせました。

議運の様子(和歌山市で細記者写す)

提案される条例案は、今月7日にIR誘致の賛否を問う住民投票にかけるための条例制定の直接請求が市民団体から和歌山市にあったことを受け、地方自治法の規定に基づき、和歌山市の尾花正啓市長が議会を招集して市議会で審議し、27日の本会議で採決します。

議案によりますと、尾花市長は議案の提案に合わせて、IR整備法に基づく市の同意については議会の議決を要しこれまでも議論してきたこと、条例に基づく住民投票は法律が定める首長や議会の権限を拘束することができないと一般的にされていること、住民投票の実施には多額の経費を要することなどから、住民投票を実施する意義は見出し難いとの意見を付けることにしています。

和歌山市の臨時議会は、今月24日から27日までの4日間の日程で行われ新型コロナウイルス感染症にかかる経済的支援策として、所得制限を超えた4300人余りの子育て世帯にも臨時特別給付金対象を拡充することや、住民税の非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給を盛り込んだ補正予算案も併せて審議します。

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