和歌山県に津波注意報、トンガ沖海底火山噴火の影響(16日午前2時半現在)

2022年01月16日 02時44分

災害・防災

気象庁は、きょう(1/16)午前0時15分、南太平洋の島国トンガ沖の海底火山噴火の影響で、鹿児島県の奄美群島・トカラ列島に津波警報を、和歌山県など太平洋沿岸に津波注意報を出しました。

気象庁によりますと、和歌山県内各地の港では、きのう(15日)の午後8時30分以降に第一波が到達していて、これまでの最大波は、那智勝浦町できょう午前0時18分に50センチの津波を観測したほか、和歌山市で午前0時18分に20センチ、御坊市で0時31分に90センチ、白浜町で午前1時17分に40センチ、串本町で午前1時23分に90センチの津波がそれぞれ観測されました。

このうち、白浜町と串本町では、午前0時台から1時台にかけての1時間ほどの間に、津波の高さが10センチから20センチ上昇しました。

また、全国的には、きのう午後11時55分に鹿児島県奄美市で1・2メートルの津波を観測しています。

津波による潮位の変化が観測されてから最大波が観測されるまでに、数時間以上かかることがあります。

場所によっては、観測した津波の高さより、さらに大きな津波が到達しているおそれがあります。

また、白浜町や串本町のように、津波の高さはさらに高くなることも考えられます。海岸や川の河口付近には絶対に近づかず、なるべく高い、安全な場所へ避難してください。

さらに、和歌山県の沿岸では、これから朝にかけて満潮時刻を迎えるため、潮位の変化に注意が必要です。県内各地の満潮時刻は、那智勝浦町浦神が午前5時50分頃、串本町袋港が午前5時55分頃、御坊市祓井戸が午前5時56分頃、和歌山港が午前6時25分頃となっています。

気象庁は、きょう午前2時からの記者会見で、津波は繰り返し到達するとして、警報や注意報が出ている地域では、解除されるまで安全な場所にとどまるよう、呼びかけています。

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