小豆がゆ炊いて豊作占い 隅田八幡神社

2022年01月15日 18時26分

歴史・文化

国宝の銅鏡「人物画像鏡」を所蔵することで知られる橋本市の隅田(すだ)八幡神社できょう(15日)、小豆がゆを炊いて今年の稲作の豊凶を占う神事「管祭(くだまつり)」が行われました。

「管祭(くだまつり)」の神事は、江戸時代中期から続くと伝わる小正月の伝統行事で、午前5時すぎ、禰宜(ねぎ)の寺本佳文(てらもと・よしふみ)さんが、本殿の前に設置した釜に米1升と小豆5合を入れてかゆ作りを開始しました。

そして、「わせ」「なかて」「おくて」の目印を付けて小さな穴を開けた長さおよそ20センチ、太さおよそ2・5センチの竹筒3本を、煮えたぎった釜の中に沈めました。

しばらく炊き続けた後、引き上げた竹筒の中に入ったかゆの量で判断し、「わせ」「なかて」「おくて」のいずれも豊作になるとの結果が出ました。

神事のあと神社では、小豆がゆが参拝者らに振る舞われましたが、新型コロナウイルス感染予防のため、その場で食べずに持ち帰るよう求めました。

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