第75回「県展」表彰式
2022年01月15日 18時28分
和歌山県主催の美術展覧会「県展」の表彰式が、きょう(15日)和歌山市吹上の県立近代美術館で行われました。
75回目を迎えた今回の県展には、洋画、日本画、書、写真、工芸、彫塑、華道の7つの部門に、304人からあわせて341点が出品され、191点が入賞や入選に輝きました。
きょうは、県立近代美術館のロビーで表彰式が開かれ、各部門で最優秀賞に選ばれた7人と、優秀賞の16人、佳作の33人に、仁坂吉伸知事から表彰状が贈られました。
仁坂知事は「今年は例年になく素晴らしい作品がたくさんありました」と述べ、受賞者を称えました。
洋画部門で最優秀賞を受賞した田辺高校3年の上村ひなたさんの代理で出席した母親の桂さんは「コツコツと仕上げたことに対して、本当によく頑張ったね、おめでとうと声をかけました」と話していました。
また、華道部門で最優秀賞を受賞した西厚美さんは「コロナ禍で様々な制限を受けた生活の中でも、周りの人と協力しながら未来へ向かって羽ばたいていけるイメージを届けたいという気持ちでできた作品。受賞が決まってとても嬉しいです」と話していました。
第75回「県展」の本展はあす(16日)までで、華道を除く6つの部門の作品は県立近代美術館で、華道の作品は和歌山県民文化会館で展示されています。また、今月(1月)19日からは県立近代美術館で小中学生の作品を展示する「ジュニア県展」が開かれます。