ジビエ自販機が好評、和歌山市の精肉店が設置

2022年01月16日 12時07分

経済

イノシシとシカの肉を24時間いつでも気軽に楽しめると、和歌山市の精肉店「いの屋」が店先に設置した野生鳥獣の肉・ジビエの自動販売機が人気を呼んでいます。

「いの屋」の店主、北浦順嗣(きたうら・じゅんじ)さんは、和歌山鳥獣保護管理捕獲協会の代表も務め、店舗は平日のみ営業し、週末は山へ狩猟に出掛けています。

このため、常連客から「土曜、日曜も営業してほしい」との声があり、悩んでいたところ、冷凍ギョーザの自販機が売れているとの報道を見て去年(2021年)10月に自動販売機を設置したところ、予想を超える売れ行きで、完売する日もあるということです。

肉は、鉄分などが豊富で、捕獲後すぐに血抜きなどの処理をするため臭みも感じられず、ジューシーな味わいが自慢で、すき焼き用のイノシシ肉240グラム、シカ肉のミンチ350グラムなど4種類をそれぞれ千円で販売されています。

県内のミカン農家などではイノシシなどの野生動物が食い荒らす被害に悩まされていて、北浦さんは「ジビエをおいしく食べて被害の削減に協力してほしい」と話しています。

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