県内で新型コロナウイルスの感染者が急速に広がっていることを受け、和歌山県の仁坂吉伸知事は、きょう（１４日）会見を開き、県民に大人数や集団での会食やカラオケを控えるよう注意を喚起しました。仁坂知事は、具体的な人数や規模については言及しませんでしたが、成人式後の同窓会の会食やカラオケのほか大規模の会食での感染が確認されたことから、これ以上の感染拡大を防ぎたいとしています。また、学校のクラブ活動でもクラスターの感染が確認されていることから県内外の学校との練習試合や合同練習を当面禁止することや、校内でもガイドラインに従って感染予防対策を徹底するよう呼びかけています。

このほか本人や家族で発熱などの症状がある場合には登校しないようにすることや市民にも症状がある場合には速やかにクリニックの受診を呼びかけています。

また仁坂知事は、感染が今後急速に拡大した場合に備え入院施設のベッド数や宿泊療養施設を増やすことに取り組んでいるほか、在宅療養も視野に医師会の協力要請を行うことなど４段構えの保健医療体制の充実に努めるとしています。.

重ねて仁坂知事は、保健医療体制を堅持するため県民に感染予防対策の徹底を呼びかけました。