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【新型コロナ】県内の1日の感染者過去最高を更新149人

2022年01月14日 19時14分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(14日)県内で、和歌山市で61人を含む過去最高の149人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。

感染者の累計はなくなった62人を含む5794人になりました。

記者会見で感染拡大の危機感を募らせる野尻技監(1月14日・和歌山県庁)

重症者は1人増えて2人になりました。オミクロン株感染の疑いも24人増えて143人になりました。このうちワクチンを2回接種した人が99人います。

きょう(14日)現在入院している人は481人で、病床の使用率は81.4パーセントとなっていて、県は病床数を増やしたり、宿泊型の療養施設を増やすなど感染対策急いでいます。

県によりますと新たな感染者は幼児から70才までの男女149人で保健所別の感染者は和歌山市が最も多く61人、橋本保健所管内が22人、田辺保健所管内が21人、岩出保健所管内が17人、湯浅保健所管内が16人、新宮保健所管内が6人、御坊保健所管内が1人、県外が5人で、海南保健所管内の新たな感染は確認されていません。

このうち、香川県で行われた社会人の試合に参加したアイスホッケーの和歌山県選抜チームでは選手やコーチ14人中、県外を含む6人の感染が確認されたことから、県は99例目のクラスターと認定しました。

クラスターの発生箇所を示す野尻技監(撮影:細記者)

岩出保健所管内で行われた成人式後の同窓会でのクラスター感染者が新たに2人増えました。この会場では橋本保健所管内の新成人も同窓会を開いていることがわかり、相互で感染が拡大した疑いがるとして双方を合わせて95例目のクラスターとしました。クラスターによる感染者数は38人になり、県内のクラスターの感染者としては過去最大規模になりました。

また湯浅保健所管内でクラスターが発生している県立箕島高校相撲部の合同練習では新たに10人感染者が増えたためこのクラスターの感染者は15人になりました。

人口10万にあたりの感染者数は県全体で50.6人と急増していて、和歌山市や岩出、橋本、田辺の保健所管内では50人以上の高い感染率となっています。

県福祉保健部の野尻孝子技監は、急速に感染者が増えると市中感染や救急医療現場での感染につながると話し、医療崩壊を起こさせないためにも感染防止に十分努めてほしいと県民に注意喚起を呼びかけています。

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