判事の弾劾「慎重な判断を」 和歌山弁護士会が声明

2022年01月13日 15時48分

事件・事故社会

和歌山弁護士会はきょう(1/13)までに現役の裁判官が、会員制交流サイト・SNSに裁判の当事者を傷つける投稿をしたとして弾劾裁判にかけられた問題を巡り、「慎重かつ謙抑的な判断を求める」との声明を出しました。

この問題は、仙台高等裁判所の岡口基一(おかぐち・きいち)判事が、裁判の当事者を傷つける不適切な投稿をしたとして弾劾裁判にかけられているものです。

この問題を巡り、和歌山弁護士会がきのう、田辺和喜(たなべ・かずき)会長名で声明を出しました。

この中で、和歌山弁護士会は、SNSを使った情報発信について、「直ちに犯罪行為ないし明白な違反行為とまでは評価し難い」と指摘し、「国会議員でつくる弾劾裁判が十分に検討しないまま罷免の判断を出した場合、司法権の独立を危うくする恐れがある」としています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55