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和歌山市ではたちのつどい 今年も二部制で実施

2022年01月09日 20時02分

イベント教育社会

成人の日を前に、和歌山県内の17の市と町できょう(1/9)、成人式が行われ、ことし20歳を迎えた人たちが、新型コロナウイルス感染症の影響で例年とは違う形になった式典に出席しました。

このうち、3426人がことし新成人となる和歌山市では、去年に続いてアトラクションを割愛し、式典を短縮した上で、対象者を市の北部と南部の2回にわけて去年11月にオープンしたばかりの和歌山城ホール・大ホールで新成人を祝う式典「はたちのつどい」を開きました。

法律の改正で、この春から新成人は、18歳以上となりますが、和歌山市は、成人式への出席者を、今年で20歳になる男女としていて、現在、19歳、18歳の人たちは、来年、再来年の成人式が対象となります。

きょう午後3時半から行われた和歌山市北部全域と、南部の一部に住む新成人を対象にした式典では、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が挨拶し、和歌山市出身の漫画家、田中靖規(たなか・やすき)さんが和歌山市加太を舞台に描いた『サマータイムレンダ』が、ことし4月からテレビアニメとして放映されることを紹介した上で、「和歌山市を離れて東京で活躍していても和歌山市を忘れずにいてくれています。皆さんの生まれ育った和歌山市はすばらしいところ。家族や友達や地域の人が皆さんを応援しています。ふるさとを心の支えにして、一度しかない人生を大切にして、大きく羽ばたいてください」とエールを贈りました。

新成人にエールを贈る尾花市長

このあと、新成人を代表して13人が壇上に上がり、リーダーの男女2人が「次の世代に繋ぐ一員として責任を持ち、成長し続けることを誓います」と声をそろえて誓いの言葉を読み上げました。

去年10月、1週間程度の大規模断水が発生した和歌山市の北部地域に住む大学生の池上美沙(いけがみ・みさ)さん20歳は、「まだ実感はないですが、これからは、二十歳の自覚を持ち、市役所に入って和歌山のために貢献するという目標に向かって成長していきたい」と話し、「断水した時には、自衛隊の人たちが水を持ってきてくれたり、市役所の人たちが地域のために頑張ってくれている姿をみて、あらためて私も頑張りたいと思うようになりました」と決意を新たにしていました。

今年のはたちの集いでは、新型コロナウイルス対策として、会場となった和歌山城ホールの入り口近くで、和歌山市薬剤師会が、抗原検査キットを使って新型コロナウイルスの抗原検査を実施し、訪れた新成人が検査を受けていました。

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