七草粥まつり開催 道の駅「青洲の里」で

2022年01月09日 19時58分

イベント歴史・文化社会福祉・医療

1月7日の人日の節句にあわせた「七草粥(ななくさがゆ)まつり」がきょう(1/9)、紀の川市の道の駅「青洲(せいしゅう)の里」で開かれ、新型コロナウイルス対策で人数制限される中、事前に申し込んだ家族連れらが、あたたかい七草粥を食べました。

これは、医師として多くの人の病を治した医聖・華岡青洲(はなおか・せいしゅう)にちなみ、一年の無病息災を願って、毎年、財団法人・青洲の里などが主催し、邪気を払い万病を防ぐとされる「七草粥」を振舞っているものです。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、去年は中止となりましたが、今年は、感染防止対策として人数を制限し、事前予約制で実施しました。

和歌山市から両親とともに訪れた、小学4年の山中瑛里(やまなか・えいり)くん10歳は、「七草粥を初めて食べましたが、おいしかったです。お野菜の味がしました」と話しました。

七草粥を食べる山中さん一家

また、父親の一起(かずき)さん39歳は、「息子が青洲の資料館に来たいというので、調べたところ、七草粥のイベントを知り参加しました」と話し、母親の愛(あい)さん39歳は、「いつも野菜を食べないのに、こういうところでは、ちゃんと食べるんだなと思いました」と話していました。

「青洲の里」は、紀の川市出身で、世界初の全身麻酔による乳がん摘出手術に成功した江戸時代の外科医、華岡青洲(はなおか・せいしゅう)を顕彰する紀の川市西野山(にしのやま)にある施設で、青洲の住居兼診療所を再現した春林軒(しゅんりんけん)や、地元の野菜を使った健康料理をバイキング形式で提供するレストランが人気となっています。

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