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【新型コロナ】21人陽性・開智高校バレー部でクラスター

2022年01月09日 17時43分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(9日)県内であらたに男女21人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。

記者発表を行う野尻技監(1月9日・和歌山県庁)

このうち、今月(1月)3日から6日にかけて、東京で開催された春の全国高校バレーに出場した、和歌山市の開智(かいち)高校バレーボール部では、きのう(8日)感染が発表された男子部員1人に加え、きょうあらたに部員4人の感染がわかり、県は92例目のクラスターと認定しました。県内の累計の感染者数は、死亡した62人を含め、5356人となりました。

県によりますと、春高バレーには男子バレーボール部員22人と教員ら3人の25人が参加し、今月3日に東京に入り、6日に試合を行い、7日に和歌山へ戻りました。8日に県外の部員1人の感染が確認されたため他の部員も濃厚接触者として検査したところ、あらたに4人の陽性が確認されました。

県では、オミクロン株感染の可能性が高いとみていて、ゲノム解析を進めています。県内でクラスターが確認されたのは100日ぶりです。

このほか、正月に大阪へ出掛けたり、県外から帰省した家族や友人らと飲食した10代から70代までの男女17人もあらたに陽性が確認されています。

県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「関東地区などで感染が広がっていて、とくに屋内スポーツは要注意だ。症状が出たらなるべく早い受診をお願いしたい」と呼びかけています。

新規感染者の住所地の保健所管内別では、和歌山市が15人、岩出が3人、田辺が2人、新宮が1人となっています。

県内累計の感染者数は5356人で、入院しているのは50人、重症者はありません。

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