県警本部仕事始め式で本部長 54年ぶり組織改編へ意欲

2022年01月06日 19時46分

社会

和歌山県警察本部の仕事始め式がきょう(1/6)、県庁で行われ、遠藤剛(えんどう・つよし)本部長が年頭にあたって訓辞し、54年ぶりの組織改編に向けて意欲を示しました。

就任後初めての年頭訓示にのぞむ遠藤本部長

県警本部の仕事始め式は、きょう午後1時半から県庁の正庁で行われ、去年11月に就任した遠藤本部長が、県警本部に在籍する所属長以上の幹部およそ40人を前に、初めて年頭にあたっての訓辞を行いました。

この中で、遠藤本部長は、「今年は、警察署の再編による体制強化や、危機管理体制の強化を進めるため、54年ぶりに組織改編を行います。これは、県内で発生する事件事故の状況や、大規模災害発生時の業務継続などを熟慮した結果ですが、新年度以降の運用にあたっても地域住民の声に耳を傾けながら組織改編の成果が上がるよう努めてください」と述べました。

その上で、遠藤本部長は、「新型コロナウイルスの感染拡大が続き、社会情勢の行方は予測困難な状況ですが、感染防止対策を念頭に置きつつ、全員一丸となって叡智を結集し、『県民の期待と信頼に応える、強さと優しさを兼ね備えた警察』という運営指針のもと、安全で安心な和歌山を作っていきましょう」と呼びかけました。

県警察本部の仕事始め式は県庁・正庁で行われた

和歌山県内の警察署の組織改編は、今年春の実施に向けて制度改正に必要な準備が進められています。

また、新年の始めに士気を高めるため実施される和歌山県警の年頭視閲式については、去年に続いて開催されません。

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