和歌山市の介護保険サービス事業者に行政処分
2021年12月28日 19時40分
介護報酬を不正に請求したとして、和歌山市は、和歌山市内のグループホーム経営者に対し、不正請求分と加算金合わせて1100万円余りの返還を求める通知を行いました。
この事業所は和歌山市内で認知症対応型の介護施設を運営する「グループホームこのみ」です。市によりますと去年9月から今年9月までの1年間の状況を調査したところ、本来職員が2人いなくてはいけないところ、退職などで1人になった期間も2人分の介護報酬を請求したり、職員の給与アップに使う介護報酬を全額職員に給付していないなどして、800万円余りの介護報酬を不正請求していました。
市は施設の経営者が、届け出と監査の際の事実と異なる答弁や報告をしていたとしてこの施設の事業者に対し、加算金を含め合わせて1100万円余りの返還を求めています。事業者は返還することにしています。