【新型コロナ】和歌山県・オミクロン株の市中感染受け「県民へのお願い」変更・帰省や移動前にPCR検査を
2021年12月27日 18時55分
東京都や大阪府、沖縄県などに、新型コロナウイルスの新たな変異種「オミクロン株」の市中感染が広がっていることを受け、和歌山県は、帰省などで多くの人が行き交う年末年始に向けて、県民や県出身者らに基本的な感染対策を徹底し、移動する前に無料のPCR検査を受けたりすることなどを要請しました。
きょう(27日)現在、県内ではオミクロン株の感染者は確認されていませんが、大阪府や京都府、奈良県など近隣をはじめ、東京都や福岡県、愛知県、沖縄県など、市中感染の確認された地域が広がっています。
県では、きょう(27日)新型コロナウイルス感染防止に関する「県民の皆様へのお願い」を一部変更し、年末年始期間に帰省や旅行など、都道府県をまたぐ移動はマスクの着用や手・指の消毒など、これまで求めてきた基本的な感染対策を徹底した上で、とくに市中感染が確認された大阪府・京都府・愛知県・東京都・福岡県・沖縄県と行き来する前には、それぞれの地域で行われる無料のPCR検査などを受けること、忘年会・新年会や同窓会、初詣で、成人式といった催し物や会食の機会に羽目を外さないこと、ワクチンを2回接種済みでも気を緩めないことや、症状があらわれたらすぐにクリニックなどの医療機関を受診することを呼びかけています。
仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「空港検疫は一生懸命やっていると思う。和歌山県でもオミクロン株に感染した人は入院し、濃厚接触者は直ちにホテルで待機してもらい、お世話をする体制になっている。国が検査をしっかりやっているのだから、感染者や濃厚接触者を受け入れる都道府県はルーズな対応をしてはいけないと思う」と話しています。