【Mソン】第36回「wbsラジオ・チャリティ・ミュージックソン」特別番組スタート

2021年12月24日 18時46分

イベント交通社会福祉・医療

目の不自由な人や障害者のための募金を呼びかける和歌山放送ラジオの特別番組「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」が、クリスマスイブのきょう(24日)正午にスタートしました。

メインランナーの桂枝曾丸さん(右)と中川アナウンサー(左)(12月24日・近鉄百貨店和歌山店)

ラジオチャリティミュージックソンは和歌山放送のほか、東京のニッポン放送や北海道のSTVラジオ、福岡のKBCラジオなど全国11のラジオ局が、目の不自由な人や障害者のための募金を呼びかけるクリスマス恒例のチャリティイベントで、和歌山放送では、ことし(2021年)で36回目となります。

きょう正午にスタートした特別番組では、和歌山市出身の落語家・桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんと和歌山放送の中川智美(なかがわ・ともみ)アナウンサーが、和歌山市の近鉄百貨店・和歌山店1階の特設スタジオから公開生放送を行いました。

東京パラリンピックで車いす陸上に出場した生馬知季さん(右)と本物の競技用車いす

この中で、東京2020パラリンピックの車いす陸上男子100メートルに出場した、有田市(ありだし)出身の生馬知季(いこま・ともき)選手や、障害者の思いをつづった詩に曲を付けて歌う第46回「わたぼうし音楽祭」で、審査員会特別賞を受賞した太地町(たいじちょう)の野澤大輔(のざわ・だいすけ)さんらが出演し、健常者と障害者がそれぞれ考える「普通」とは何かを語り合い、理解を深めました。

和歌山県警察音楽隊の演奏(12月24日・和歌山市・わかちか広場)

また、和歌山県警察音楽隊のクリスマスコンサートの模様や、街頭募金基地「愛の泉」からのリポート、ミュージックソンに参加している11局を中継してエールを交換する「声の握手」も放送されました。

特別番組は、あす(25日)の正午まで放送され、午前8時半から、田辺市出身で車いすバスケットボール元・和歌山県代表の木村涼央(きむら・りお)さんや、全盲で県の点字図書館に勤める和歌山市の亀山直美(かめやま・なおみ)さん、それに、東京大学教育学部3年生で点字の楽譜でピアノの演奏や作曲に励む菅田利佳(すがた・りか)さんが出演し、それぞれの思いなどを語ります。

愛の泉で募金に協力するサッカー「アルテリーヴォ和歌山」の選手ら(12月24日・和歌山市・スーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店)
田辺支局のチャリティーオークションのもよう(12月24日・田辺市扇ヶ浜)

和歌山放送ラジオではミュージックソンの特別番組に合わせて、県内のスーパーマーケットなどに募金基地「愛の泉」を設置しているほか、きょうは、和歌山市と田辺市、新宮市でチャリティーオークションやチャリティーバザーを展開しました。

音の出る信号機をリポートする税所アナウンサー(2021年12月24日・和歌山市善明寺)

寄せられた募金は「通りゃんせ基金」として、音の出る信号機の設置や、福祉施設などに機器を提供することに役立てられます。

募金の受付は来年(2022年)1月末まで行っています。皆様の温かいお気持ちをお寄せ下さい。

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