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和歌山市の「あおい茶寮」が結婚式場にリニューアルへ

2021年12月23日 19時26分

歴史・文化経済

和歌山市の岡公園(おかこうえん)に隣接する老舗料亭「あおい茶寮」が、来年(2022年)の秋、城下町ウェディングをコンセプトにした結婚式場としてリニューアルすることになりました。

「葵庭園」の完成予想図(※ノバレーゼ提供)

これは、神戸市垂水区(たるみく)の「ジェームス邸」や、石川県金沢市の「辻家庭園(つじけていえん)」といった、全国で文化財に指定された建物を結婚式場としてリノベーションしている、東京のブライダル大手「ノバレーゼ」が発表したものです。

木造エントランスのイメージ

ノバレーゼは、所有者の「株式会社あおい」と15年の賃借契約を結び、あおい茶寮の持つ紀州徳川家ゆかりのおよそ2100平方メートルの日本庭園の景観を活かし、和歌山城の城下町ウエディングを演出する結婚式場「葵庭園(あおいていえん)」として再整備します。

木造個室ラウンジのイメージ

料亭として用いられた従来の日本家屋を活かしながら、となりに2階建ての披露宴会場とチャペルを備えた新館を建設するほか、婚礼料理は熊野牛やマグロなど、地産地消のコース料理を用意し、披露宴の様子をインターネットで生中継する動画配信サービスも行うなど、20代後半から30代の大人のカップルの利用を見込んでいます。

ノバレーゼでは、来月(2022年1月)8日、JR和歌山駅ビル・MIOの2階に営業拠点の開業準備室を開く予定です。

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