JR西日本・観光特急ラストラン「WEST EXPRESS 銀河」

2021年12月22日 16時51分

イベント交通

ことし(2021年)7月から、紀南エリアに初めて乗り入れ、京都・新大阪から、白浜や串本を経由して、新宮(しんぐう)までの間を往復運行していたJR西日本の観光特急「WEST EXPRESS 銀河」が、きょう(22日)ラストランを迎え、JR新宮駅では市民らが出発を見送りました。

出発する銀河に手を振る子どもら(12月22日・JR新宮駅)

「WEST EXPRESS 銀河」は、JR西日本が「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」として2019年から運行している昼夜兼用の観光特急で、通常の座席のほか、靴を脱いで足を伸ばせる車両や、女性専用車両など、快適な居住空間が特徴です。期間中、京都・新宮間を41往復し、のべ3000人が乗車しました。乗車券の平均抽選倍率は7倍で、7月には13倍になるほど人気を集めました。

列車の乗客を見送る新宮市の田岡市長(手前)ら

この列車の最後の運行が、きょう行われ、JR新宮駅では、新宮市民のほか和歌山県のPRキャラクター「きいちゃん」も駆け付け、発車する特急列車を見送りました。

列車を見送った新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長は「ラストランは寂しいですが、この半年間、都会から多くの方を新宮まで運んでくれた銀河に、本当に感謝しています。来年(2022年)も新宮まで運行してもらえるようすでに要望しているので、是非、実現してほしい」と述べました。

JR西日本・和歌山支社の金岡支社長

JR西日本・和歌山支社の金岡裕之(かなおか・ひろゆき)支社長は「これまで非常に多くのお客さまに銀河号をご利用いただき、あらためて紀南地域の魅力を発信することができたと思います。市長からも運行継続の申し入れをいただいてるので、継続できるよう 努力していきたい」と話していました。

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