和歌山市文化表彰・表彰式 4人と1団体に

2021年12月22日 19時30分

教育歴史・文化社会経済

和歌山市の文化の向上発展に特に顕著な功績のあった人を表彰する今年度の文化表彰の表彰式がきのう(12/21)、文化の拠点として先月(11月)誕生した和歌山城ホールで開かれ、受賞した和歌山市出身の経済学者、宮本勝浩(みやもと・かつひろ)さんら4人と一つの団体が表彰されました。

尾花市長から賞状を受け取る受賞者(森本光子さん)

この表彰は、昭和57年、1982年度から毎年和歌山市が実施しているもので今回で40回目の節目となりました。

式典で和歌山市長の尾花正啓市長が挨拶し、「受賞された皆さんの誇り高い功績の数々は歴代受賞者や市民の皆さんがこれまで築き上げてきた文化芸術の礎をより強固なものとしてくれるものと思います。これからも創造性溢れる魅力的な街づくりに邁進します」と述べました。

挨拶する尾花市長

また受賞者を代表して宮本さんが挨拶し、「私たちのこれまでの活動がふるさと和歌山市の文化の発展に多少なりとも貢献したと評価いただいた結果だと考えています。これからも私たちは、それぞれの分野でより一層努力してまいります」と決意を述べました。

挨拶した宮本(みやもと)さんは、移行経済の数理分析で世界的に高い評価を受けていて「阪神優勝の経済効果」の研究でも国民の高い関心を集め、経済学の存在を身近なものにしたことなどが評価され、文化賞を受賞しました。

受賞した皆さん

このほか、文化功労賞には、高校に出向いて茶道部を指導するなど長年、和歌山の地域文化活動に携わり文化の向上発展に尽力してきた地域文化活動家の森本光子(もりもと・みつこ)さんと、)バイオプラスチックの利便性を高め環境問題に大きな効果のある業績を残した化学者の金子達雄(かねこ・たつお)さんが選ばれ、文化奨励賞を受賞した宮井愛子(みやい・あいこ)さんと、シニア世代の仲間作りを応援している「いきいきシニアわかやま」とともに、きょうの表彰式に出席しました。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55