「今」大事に、思い込め熊野本宮大社で大筆書き
2021年12月18日 18時19分
田辺市の世界遺産・熊野本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」できょう(18日)、九鬼家隆(くき・いえたか)宮司が新年への願いを込め、長さ1・3メートルの大きな筆を使い、3メートル四方の布に「今」の漢字1文字を豪快に書きました。
これは、2008年の暮れから続く恒例行事で、新年に期待する漢字を選んで書いています。
「今」という漢字を選んだことについて九鬼宮司は「新型コロナウイルス禍が続いて苦しい生活ですが、今があってこそ未来がある。この瞬間を大事に生きることが大切」と話し、布も新型コロナが終息し、広がる青空を願って青みがかった色を選んだということです。
書は元日から境内に飾られ、参拝客を迎えます。