日東紡がかつての操業地・広川町に企業版ふるさと納税

2021年12月16日 18時14分

政治教育経済

かつて広川町(ひろがわちょう)に工場を置いていた繊維大手の日東紡(にっとうぼう)が「企業版ふるさと納税制度」を活用して、広川町に5千万円を寄附しました。

日東紡は1923年(大正12年)に福島県で創業し、服飾用素材をはじめ、グラスファイバーやグラスウール、機能性ポリマーなどを手掛ける繊維メーカーとして発展を遂げ、1944年から2006年までの62年にわたり、広川町に和歌山工場を操業し、地元雇用の促進や地域経済の活性化に貢献しました。再来年(2023年)には創立100周年を迎えます。

日東紡では、かつての操業地・広川町の地方創生に貢献しようと、企業版ふるさと納税制度を活用して5千万円を寄附することになったものです。

きょう(16日)広川町役場に日東紡の辻裕一(つじ・ゆういち)社長らが訪れ、西岡利記(にしおか・としき)町長に目録を贈呈したほか、両者を仲介した紀陽銀行の﨑山和彦(さきやま・かずひこ)常務執行役員に感謝状が贈られました。

広川町では昨年度(2020年度)から企業版ふるさと納税の募集をはじめ、これまでに、町内の小・中学校校舎の建て替えや、学童保育施設の建設などに寄付金を役立てていて、今回の日東紡からの寄付金も、教育関連の事業に役立てることにしています。

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