熊野那智大社の大絵馬「寅」に掛け替え

2021年12月15日 11時36分

歴史・文化

那智勝浦町(なちかつうらちょう)の世界遺産・熊野那智大社で、きょう(15日)境内の大絵馬が、ことし(2021年)の「丑(うし)」から、来年(2022年)の「寅(とら)」へ掛け替えられました。

大絵馬は、タテおよそ3メートル、ヨコおよそ4メートルあり、昇る初日(はつひ)に向かって吠えるトラの姿を、新型コロナウイルスに負けないようにとの願いを込めて、男成洋三(おとこなり・ようぞう)宮司が描きました。

新しい大絵馬を見た山梨県甲府市(こうふし)の会社員、渡辺茂(わたなべ・しげる)さん68歳は「コロナ禍で守りに入っている気分だが、勇ましいトラの姿に攻めの姿勢も必要だと感じた」と話していました。

大絵馬は、古文書(こもんじょ)や工芸品などを展示している宝物殿(ほうもつでん)の正面外壁に設けられています。

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