伏虎義務教育学校で不審者侵入対応訓練

2021年12月09日 19時23分

教育社会

和歌山市の伏虎(ふっこ)義務教育学校で、きょう(9日)刃物を持った不審者が侵入したとの想定で訓練が行われました。

6年生の教室に侵入し担任に襲いかかる不審者役の警察官(※訓練・12月9日・和歌山市立伏虎義務教育学校)

これは、学校側の依頼で和歌山西警察署が協力して行ったものです。

訓練は、きょう昼前、刃物を持った不審な男が伏虎義務教育学校に侵入し、教員や児童・生徒に怒鳴り声を上げながら襲いかかろうとしたという想定で行われました。

刃物を手に教室に侵入しようとする不審者役の警察官(※訓練)

犯人役の男性警察官は、6年生の教室に押し入り、担任教諭ともみ合いになったあと校内を動き回り、1階の裏口から外へ出ようとしたところを機動隊員らに取り押さえられ、10分あまりで訓練は終了しました。

この間、児童らは教室の隅に逃げたり、教室のカーテンを閉めたりしたほか、教員らも非常通報ボタンを押したり、さすまたを持って不審者の動きを牽制したりしました。 

校内放送で訓練を講評する和歌山西署の上野警部補

訓練終了後、和歌山西警察署・生活安全課の上野紗代(うえの・さよ)警部補が校内テレビ放送で訓練を講評し「落ち着いて行動出来ていて関心しました。もし万が一本当に不審者が現れたら、きょうの訓練のように自分で身を守ることと、先生の話を良く聞くことを大切にして下さい」と呼びかけました。

校内放送で児童に安全確保を呼びかける藤原副校長

続いて講評した、伏虎義務教育学校の藤原(ふじはら)ゆうこ副校長は「”イカのおすし一人前”の約束を思い出して、学校以外で危険な事が起きたときも、自分で身を守る行動をとれるようにしましょう」と述べました。

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