県教委・県立高校制服の男女別定める校則見直しへ

2021年12月08日 15時00分

政治教育

和歌山県教育委員会は、県立高校の制服に関して、性別に関係なく好きな制服を選べるよう、男女別を定めている校則を見直す考えを示しました。

これは、きょう(8日)開かれた12月定例県議会で、公明党県議団の中拓哉(なか・たくや)議員の一般質問に、県教育委員会の宮﨑泉(みやざき・いずみ)教育長が答弁したものです。

中議員は、制服の男女別を定める現在の県立高校の校則が、性の多様化が進むいまの情勢に合わなくなっていることを指摘し、校則の男女別を撤廃することで制服を自由に選べるよう提言しました。

これに対し、宮﨑教育長は「昨年度(2020年度)の入試から願書の性別欄を廃止したり、性別にとらわれない制服の選択を可能とするよう各学校へ働きかけを進めてきたところだ。性の多様性の尊重を重視し、校則の男女区別の記載を見直すよう、指導と助言を行う」と述べました。

制服の性別にとらわれない選択をめぐっては、千葉県市川市(いちかわし)の県立行徳(ぎょうとく)高校が男女とも自由に選べるよう校則を変更するなど、全国的に動きが広がりつつあります。

このほか、きょうの一般質問では、自民党県議団の中本浩精(なかもと・こうせい)議員がライフラインのリダンダンシー点検などについて、自民党県議団の玄素彰人(げんそ・あきひと)議員が御坊工業団地の整備などについて、共産党県議団の高田由一(たかだ・よしかず)議員が県の児童相談所職員の犯罪などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。

和歌山放送ラジオでは、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。

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