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県・ワクチン検査パッケージや国土強靱化推進など382億円増額へ

2021年12月08日 19時03分

政治福祉・医療経済

和歌山県は、きょう(8日)健康上の理由などで新型コロナワクチン接種が受けられない人たちの、行動制限の緩和に必要とされるPCR検査などの費用や、県民向けの県内旅行推進事業「リフレッシュプラン」を販売するための事業費、道路や河川などの防災減災対策事業などとして、382億円を増額する補正予算案を、開会中の12月定例県議会に追加で提出しました。

追加提案する仁坂知事(12月8日・和歌山県議会議場)

財源は、国の「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」に伴う国の補正予算や、地方交付税を充てるほか、県債も発行して対応しています。

このうち、新型コロナ関連では、健康上の理由などでワクチン接種を受けられない人たちが経済社会活動を行う際の行動制限の緩和に必要とされる場合のPCR検査や、感染拡大の傾向がみられる時に感染の不安がある無症状者が薬局などでPCR検査などを行う費用として42億6350万円、県民向けの県内旅行に最大5千円を補助する「リフレッシュプラン」の実施に10億8千万円をそれぞれ計上しています。

このほか、来年(2022年)2月から行う、児童福祉施設や介護・障害福祉サービス事業所などの職員の収入を引き上げる事業費として8億1515万円、TPP対策として農地の区画拡大や間伐などの支援に3億7672万円、それに、道路や河川、砂防、港湾などの防災・減災対策事業に299億円を計上しています。

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