「愛の物資」贈呈式
2021年12月07日 18時42分
刑務所の受刑者や、更生保護施設に通う人たちが、年末年始を少しでも心豊かに過ごせるようにと、和歌山県更生保護女性連盟が、きょう(7日)県内の施設や支援団体などに「愛の物資」を贈呈しました。
これは、県・更生保護女性連盟が毎年この時期に行っているもので、今年度(2021年度)はおよそ2100人の会員が洗剤や衣料品、書籍、米などの物資を集め、犯罪や非行に陥った人の更生保護を支援するため、刑務所や少年鑑別所、支援団体などに贈呈したものです。
きょう午後、和歌山市二番丁(にばんちょう)の和歌山地方合同庁舎で開かれた贈呈式で、県・更生保護女性連盟の坂田悦子(さかた・えつこ)会長が贈呈先の代表者に目録を贈呈しました。
坂田会長は「これらの品物が使ってくれる方々の心を温め、はげまし、癒やしになれば大変嬉しいです。私たちもこれを励みに、また来年以降も続けていきたい」とあいさつしました。
検定試験のテキストなど書籍72冊を贈呈された、和歌山刑務所の本多妙(ほんだ・たえ)統括矯正処遇官は「新型コロナ禍で何かと難しい状況でも刑務所が様々な取組みを行えるのは、更生保護女性連盟のおかげです。書籍は受刑者の出所後の処遇に大変役立つので、活用させて頂きます」とお礼を述べました。