和歌山市の介護事業所が不正受給
2021年12月02日 19時23分
和歌山市内の有限会社が運営する訪問介護と通所介護の2つの事業所で、介護報酬あわせておよそ9千万円を不正に受給したとして、和歌山市は、きょう(2日)介護保険法に基づき、2つの事業所の指定を取消す行政処分を発表しました。
和歌山市の指導監査課によりますと、行政処分を受けた有限会社小鳥(ことり)は、2017年8月からことし3月にかけて、訪問介護事業所で、実際には提供していないサービス内容のウソの記録を作成したり、資格を持たない従業員の資格書を偽造してサービスをしていたりしたにもかかわらず、不正に介護報酬を請求していました。
去年(2020年)9月、和歌山市に従業員から情報提供があり発覚したもので、和歌山市は有限会社小鳥に、加算金を含めおよそ1億円の返還を求めると共に、刑事告訴も検討しています。