新宮市の尾崎酒造で正月用新酒の初搾り

2021年12月02日 19時21分

社会経済

清酒「太平洋」や「熊野三山」で知られる本州最南端の酒蔵・新宮市(しんぐうし)の尾崎酒造(おざきしゅぞう)で、このほど、正月向け新酒の初搾りが行われました。

尾崎酒造は、新宮市中心部の船町(ふなまち)にあり、近くを流れる熊野川(くまのがわ)の伏流水(ふくりゅうすい)を汲み上げ、新米を原料にことし10月下旬に仕込まれた新酒が、先月(11月)29日に完成しました。

杜氏(とうじ)の小林武司(こばやし・たけし)さん47歳は、長い棒でタンクの中のもろみを丹精込めてかき混ぜ、発酵させてきました。

味見をした小林さんは「発酵には気温が低い日が良く、暖かい日が続いて温度管理が大変でしたが、うま味のある味に仕上がりました」と安堵の表情を見せていました。

尾崎酒造の新酒は「太平洋しぼりたて生原酒」の銘柄で、今月(12月)15日に発売され、年末まで3千本限定で生産されます。

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