たま電車ミュージアム号4日から営業運転

2021年12月02日 19時22分

交通社会経済

和歌山電鐵貴志川線に動くミュージアムサロンとして新しく「たまミュージアム号」が今月4日から定期運行されるのを前に、報道関係者や一般に公開されました。

公開された車両の前で(伊太祁曾駅の車庫で)

この電車はこれまで使用していた車両をクラウドファンディングなどで改造したもので、デザイナーの水戸岡鋭治さんが「動くミュージアムサロン」としてデザインしました。

車体は黒一色で統一され、車内は木目を基調にたま駅長らの絵が、壁や天井に張り巡らされていて、高級感あふれるソファー風の椅子がセットされています。

車内の様子(畳を置いて座敷にも使える)

完成を祝う式典がきょう(2日)午前、和歌山市の伊太祁曾駅構内にある車庫で行われ、和歌山電鐵の執行役員のニタマ駅長や和歌山県の仁坂吉伸知事らが出席しました。そして車両の前で和歌山電鐵の小嶋光信社長らとテープカットし完成を祝いました。この後、車両が報道関係者や市民らに公開されました。

「黒字の鉄道にしたいと車両の外観を黒基調にした」と小嶋社長は車両に満足の意を示しました。

また厳しい地方鉄道の置かれている状況を少しでも改善し起死回生していきたいと意欲を示しています。

この電車は、あす3日クラウドファンディングの参加者らを招いての試乗会が行われるほか、4日からは定期運行されます。

たま電車ミュージアム号のデビューを記念して、3000枚限定で1日乗車券を発売します。

12月4日から定期運行される(伊太祁曾駅構内の車庫で)

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