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熊野本宮大社で大しめ縄張り替え

2021年12月02日 19時22分

歴史・文化社会

田辺市本宮町(ほんぐうちょう)の世界遺産・熊野本宮大社で、きょう(2日)神門の大しめ縄が張り替えられました。

しめ縄は、長さおよそ4・5メートル、重さがおよそ250キロもあり、新宮市(しんぐうし)の向かいの三重県紀宝町(きほうちょう)に住む、農業・榎本政子(えのもと・せいこ)さん88歳が毎年奉納していて、ことし(2021年)で38年目となりました。

榎本さんと家族、友人らが、稲わらおよそ2千束を使っておよそ1か月かけて編んだもので、榎本さんは「平和な世であるように祈りながら作りました。良いわらを集めるのに苦労しましたが、上手く出来ました」と語りました。

またきょうは、しめ縄の上に飾る干支の飾りが、ことしの「丑(うし)」から来年(2022年)の「寅(とら)」に取り替えられました。

熊野本宮大社の九鬼家隆(くき・いえたか)宮司65歳は「新年へ向け、気持ちが引き締まる思いです。絵馬には『光』の文字を書きました。来年は新型コロナウイルスが収束し、光ある年になるよう願っています」と話しています。

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