「和市のシンボルきれいに」 消防、和城石垣の草刈り
2021年11月30日 20時29分
和歌山城の石垣の清掃を兼ねた和歌山市消防局の高所作業訓練が、きょう(11/30)行われ、消防隊員がロープで堀の石垣を降り、隙間に生えた草を刈り取りました。
これは、高いところでの救助技術の向上と城の清掃を兼ねて、和歌山市消防局が毎年、夏と冬の2回行っているもので、きょうは、午前9時から正午頃まで和歌山城の二の丸で和歌山市消防局の職員およそ70人が、訓練に取り組みました。
訓練では、石垣の近くにある複数の樹木にくくりつけたロープを伝って救助隊員が堀を降下し、石垣の隙間に生えた雑草をカマで刈り取っていました。刈り取った雑草は、別のロープで垂らしたカゴに入れられ、堀の上にいる隊員が引き揚げて回収していました。
和歌山市消防局中消防署救助隊の髙階浩人(たかしな・ひろと)さん24歳は、「和歌山市のシンボルである和歌山城をきれいにするとともに、自身の降下訓練を兼ねて実施し、隊としての連携など、技術の向上をはかっています。和歌山城をみてきれいだなと思ってもらいたいし、コロナがおさまって観光客が増えてくれば、是非、訪れた人たちにもお城を見てもらいたい」と話していました。
和歌山城の石垣は、きょうの作業で、雑草が刈り取られてきれいになり、1ヶ月後に控えた新年を迎えます。