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第30回和歌山県JA大会

2021年11月30日 19時15分

社会経済

和歌山県内のJAの今後の方針や取組みについて話し合う和歌山県JA大会が、きょう(30日)和歌山市の和歌山県民文化会館で開かれました。

第30回和歌山県JA大会のもよう(11月30日・和歌山県民文化会館・大ホール)

3年に1度開かれ、今回で30回目を迎えた大会には、JAグループ和歌山に属する県内各地のJA組織の職員らが出席しました。

あいさつするJA全中・和歌山県農の中家徹会長

はじめに、JA全中の会長を務めるJA県農の中家徹(なかや・とおる)会長があいさつし「日本の食糧自給率が過去最低の水準に達し、県内では農業従事者の減少と高齢化などで、JAの経営環境が一段と厳しさを増している。次の10年に向かって「持続可能な農業の実現」や「豊かで暮らしやすい地域社会の実現」など4つの重点事項を実践し、地域と農業の展望を切りひらく」と述べました。

続いて、大会議案について話し合われ、生産基盤の強化と農業所得向上、組合員との対話運動の強化、それに、2024年度中に県内のJA組織を1つに合併する組織再編などを組合員や地域と協力して進め、新型コロナ後の社会構造の変化に対応出来る持続可能な農業の推進を大会宣言にまとめ、全会一致で採択しました。

大会後、中家会長は記者会見で「厳しい条件下だが、生産基盤の強化と生産販売戦略の実践で、販売高600億円の実現に総力を挙げる」と述べました。

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