近大和歌山中高で保護者が生徒の自転車点検

2021年11月27日 18時16分

交通教育

自転車の整備不良による事故を防ごうと、和歌山市善明寺(ぜんみょうじ)にある近畿大学附属 和歌山高校・中学校できょう(27日)、保護者が生徒の自転車およそ1200台を一斉に点検しました。

自転車を1台ずつ丁寧に点検

近大和歌山高校・中学校では、全校生徒1611人のうちおよそ6割の生徒が自転車で通学しています。

この整備点検は、生徒が安心して通学できるようにと学校の保護者会が中心となって35年以上続けているものです。

きょうは、およそ40人の保護者が朝から生徒たちの登校の様子を見守ったあと、午前10時から駐輪場で生徒の自転車およそ1200台の点検にとりかかりました。

点検では「和歌山県 自転車軽自動車商業協同組合 和歌山北部支部」のメンバー11人が、「ブレーキの効きは十分か」「ライトがつくか」「防犯登録がされているか」などを1台ずつ念入りに確認し、保護者が手際よく、生徒に伝えるための「安全点検カード」に記入したり、記録をとったりしていました。

自転車に取り付けられる「安全点検カード」

安全点検カードで「要整備」にチェックがついた生徒は、カードを持参の上自転車店で整備を行い、「自転車整備済証」を担任教諭に提出するよう義務付けているということです。

保護者会の北浦(きたうら・)(やす)(とみ)会長は「整備が全くできていない自転車が毎年あるので、安全に乗れる状態かというのをしっかりチェックしていきたいです」と話していました。

例年は6月と11月の年2回にわたって自転車の整備点検が実施されますが、コロナ禍の影響で昨年度に続き11月のみの実施になったということです。

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